Live by Kei TSUJI
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みなさんこんばんは!

2007年度のテキストライブ第1弾、ミラノ〜サンレモの時間がやってまいりました。2007年も気合いを入れてテキストライブをお伝えいたします。最後の最後まで是非おつきあい下さい。

パリ〜ニースとティレーノ〜アドリアティコに続くプロツアー第3戦、ミラノ〜サンレモ。今年で100周年を迎えるこのレースは様々な異名を持ち、イタリア語で春を意味する「プリマヴェーラ」と呼ばれ、時としてクラシックレースの最高峰「クラッシチッシマ」とも呼ばれる。クラシックレースの本格的な幕開けを告げる重要レースだ。

ミラノをスタートするレースは294km先に位置するサンレモにゴールとなる。勝負の鍵を握るのは、ラスト30kmに設定された2つの登りだ。

内陸部のミラノをスタートしてしばらくは変化の少ない平坦路が続き、地中海に出る前に標高532mのトゥルキーノ峠を越える。そこからは海沿いの快走路を一路西へ、真の勝負ポイントまでひたすら平坦路をこなす。

そしてゴール22km手前のチプレッサと6km手前のポッジオの登りで集団は一気に活気づく。先ずは標高差233mのチプレッサの登りをこなし、海岸まで一旦下って標高差155mのポッジオへ。毎年この2つの登りでアタック合戦が繰り広げられ、スプリンターチームは隊列を組んで追撃を試みる。

ポッジオの頂上からゴールのサンレモ・ローマ通りまで僅か5.7km。登りで飛び出した勇者達は追撃を振り切ることができるのか、それともスプリンター達の追い上げ叶うのか。

スプリントに持ち込まれれば、世界最高峰のスプリンター達によるバトルが繰り広げられることだろう。2つの登りをハイスピードでこなした後のスプリンターの脚の残り具合はいかがなものか。

毎年最後の最後まで勝負はもつれ、サンレモのローマ通りに入ってからも勝負の行方は分からない。

世界を代表する選手達がサンレモでの勝利を狙ってミラノに集結する。そして今年も然り。他のワンデーレースには見られない豪華な面々が「プリマヴェーラ」に挑むのだ。

それではお待たせいたしました。長ったらしい前置きはこれぐらいにして、レースに行ってみましょう!テキストライブ、スタートです!コミンチャーモ!

まずはチームプレゼンテーションの様子をご覧ください。

ミラノでファンに囲まれるリカルド・リッコ(イタリア、サウニエルドゥバル)
ティレーノ〜アドリアティコで輝いたリカルド・リッコ(イタリア、サウニエルドゥバル)に注目が集まる
アレッサンドロ・ペタッキ(イタリア)とエリック・ツァベル(ドイツ)擁するミルラム
アレッサンドロ・ペタッキ(イタリア)とエリック・ツァベル(ドイツ)擁するミルラム
エルネスト・コルナゴ氏とエリック・ツァベル(ドイツ、ミルラム)
2006年ジロ・デ・イタリアで活躍したホセエンリケ・グティエレス(スペイン、チームLPR)
40歳になったばかりのマリオ・チポッリーニ(イタリア)も登場
前年度チャンピオンのフィリッポ・ポッツァート(イタリア、リクイガス)
 
 
■0km地点/残り294km
活躍が期待されたトル・フースホフト(ノルウェー、クレディアグリコル)は胃腸炎のために出場を断念している。チームメートのフランチェスコ・ベッロッティ(イタリア)も出走していない。

他にも事故の影響でホアキン・ロドリゲス(スペイン、ケスデパーニュ)がスタートしなかった。この3名を除いた197名の選手がミラノの街をスタートして行く。

■4km地点/残り290km
記念すべき100周年記念大会は高いモチベーションで挑むイタリア人のアタックで幕が開いた。

福島晋一(日本、NIPPO-梅丹本舗)が優勝を飾ったツール・ド・ランカウイ第7ステージで2位に入ったエリオ・アジアーノ(イタリア、ティンコフ)がスタート早々アタックを仕掛け、アレクサンドル・ウソフ(ベラルーシ、アージェードゥーゼル)が続く。

しかしこの逃げは成功せずに吸収される。その後も活発な動きを見せたのはワイルドカードで出場しているティンコフ。このプロコンチネンタルチームのエースはパヴェル・ブラット(ロシア)とミハイル・イグナチエフ(ロシア)だ。

中でもイグナチエフはワンデーレースで真価を発揮し、今シーズンは既に2勝を挙げている。この日プロツアーチームは決してイグナチエフから目を離せない。

■46km地点/残り248km
幾度となくアタックが仕掛けられるが、どれも成功しない。メイン集団一つのままレースは進んで行く。

平野部を走る最初の1時間の平均時速は46km/h。レース全長は294kmに及ぶため、1時間走ってもまだレースの6分の1に達していない。

ここで一息、過去にミラノ〜サンレモに14回出場し、4度制した古豪エリック・ツァベル(ドイツ、ミルラム)のインタビューを見てみよう。
「年々レースの難易度が上がっていると思う。注意すべき選手はポッツァート、ボーネン、フレイレ、ベンナーティ、フースホフト、マキュアン、ベッティーニ辺りかな。でも昨年のようにサンレモでは何が起こるかわからない。クライマーにもステージレーサーにもスプリンターにもチャンスがあるんだ。私とペタッキがチームエースだが、どちらが勝利を狙うかはレースの状況を見てから決める。チームは2つの可能性を秘めているんだ。」

そしてツァベルのチームメート、そして2005年大会を制したアレッサンドロ・ペタッキ(イタリア、ミルラム)のインタビュー。
「膝に故障を抱えていたが、この冬はいいトレーニングを積むことができた。今シーズンはここまで6勝を挙げているが、逃した勝利も多い。でも勝利に絡めているのは自分がトップレベルに戻りつつある証拠だ。正直言ってここまで早い復活は想像していなかった。ミラノ〜サンレモのようなロングレースには良いコンディションで挑めるかが重要になってくる。幸い調子は良く、勝利を狙える手応えを感じている。もう一度勝ちたい。あとは幸運を祈るだけだ。」

■56km地点/残り238km
レースはその後もアタックが続き、何名かがメイン集団から飛び出すが、逃げが成功するには至らない。

マルコ・ピノッティ(イタリア、Tモバイル)、ダニエーレ・コントリーニ(イタリア、ティンコフ)、マッシモ・コドル(イタリア、アックア・エ・サポーネ)らが逃げを試みるが、ことごとく失敗に終わる。イタリアで注目度トップレベルのレースとあって、序盤からイタリア選手が活発だ。

この日最初の登り、トゥルキーノ峠(標高532m)まで約70kmを残して未だにメイン集団は1つのままだ。メイン集団はTモバイルやクイックステップが先頭を引く。

■92km地点/残り202km
幾重にもアタックが掛けられた後、ようやくこの日最初の本格的な逃げが決まる。逃げ始めたのは6名の選手だ。

逃げた6名
アイトール・エルナンデス(スペイン、エウスカルテル)
エマヌエーレ・セッラ(イタリア、チェラミカパナリア)
ロベルト・トラフィカンテ(イタリア、チームLPR)
パヴェル・ブラット(ロシア、ティンコフ)
アンドレイ・クニテスキー(ベラルーシ、アックア・エ・サポーネ)
クーン・デコルト(オランダ、アスタナ)

イタリア2名とスペイン、ロシア、ベラルーシ、オランダそれぞれ1名ずつのこの逃げは瞬く間にメイン集団との差を広げる。

■105km地点/残り189km
先頭6名とメイン集団とのタイム差は7分半にまで広がった。そして地中海へ抜ける峠道、143km地点のトゥルキーノ峠(標高532m)に向けて6名は逃げ続ける。

■143km地点/残り151km
トゥルキーノ峠はセッラが先頭で通過していく。メイン集団とのタイム差は依然として7分以上に開いており、逃げる先頭6名のスピードに衰えは見られない。最初の3時間の平均時速は45.2kmだ。

ここでレースもようやく半分を消化した。ここから地中海沿いの平坦路まで下りきり、サンレモに向かって西進を続けることになる。

先ほどの登りでグエンナディ・ミカイロフ(ロシア、アスタナ)、マルコ・フェルトナーニ(イタリア、ケスデパーニュ)、ダニエーレ・コントリーニ(イタリア、ティンコフ)の3名が落車した模様だ。コントリーニは残念ながらここでリタイアとなった。

■162km地点/残り132km
メイン集団はリクイガス、ランプレフォンディタル、ミルラムが先頭に立ってコントロールする。

■178km地点/残り116km
登りを含めたこの1時間の平均時速は44.1km。選手はいよいよ地中海沿いを走る。サンレモに向けて海岸線を走り抜ける。

ここまで逃げていた6名の中からロベルト・トラフィカンテ(イタリア、チームLPR)が遅れだした。トラフィカンテに勢いは無く、やがてミルラムの引くメイン集団に吸収される。これで先頭は5名に絞られ、メイン集団との差は少し縮まって6分14秒に。

メイン集団内では再び落車が発生し、イバン・マヨス(スペイン、エウスカルテル)らが巻き込まれたが無事に集団復帰を果たす。

■181km地点/残り113km
平坦路に入って再びタイム差が広がりだした。181km地点でタイム差は7分35秒。ここで先頭をおさらいするとエルナンデス(エウスカルテル)、セッラ(チェラミカパナリア)、ブラット(ティンコフ)、クニテスキー(アックア・エ・サポーネ)、デコルト(アスタナ)の5名だ。

■195km地点/残り99km
いよいよレースも残り100kmを切った。ここで先ほど先頭から遅れたトラフィカンテがリタイアという情報が入って来た。先頭とメイン集団のタイム差は依然として7分22秒。

そういえば、今年のミラノ〜サンレモは怪我や病気による欠場が目立った。出場予定をキャンセルした代表選手と言えば、ティレーノ〜アドリアティコの落車で手首を痛めたイヴァン・バッソ(イタリア、CSC)、インフルエンザによって長期の戦線離脱を余儀なくされてるダニーロ・ディルーカ(イタリア、リクイガス)、背中の痛みで欠場を決めたバーデン・クック(オーストラリア、ユニベット.com)など。

ティレーノ〜アドリアティコを総合3位で終えたアレクサンドル・ヴィノクロフ(カザフスタン、アスタナ)は「目標はグランツールであり、この時期にリスクを背負いたくない。チプレッサとポッジオの登りは難易度がそれほど高いわけではなく、スプリンターの独壇場になる可能性が高い。」と述べ、レース不出場を表明した。

■200km地点/残り94km
先頭5名とメイン集団の差は少し縮まって6分48秒に。現地の天候は曇り、気温は12度だ。

■215km地点/残り79km
フレイレで勝利を狙うラボバンクがメイン集団のスピードアップに貢献し、先頭5名との差は5分を切った。

ここでアルカンシェルを着て出場のパオロ・ベッティーニ(イタリア、クイックステップ)のインタビュー。ベッティーニはティレーノ〜アドリアティコでの落車の影響で肋骨を骨折している。しかしベッティーニは出場を決めた。
「まず言いたいのは、ミラノ〜サンレモに出場するのは自分の意志によるものだということ。出場すれば10年連続出場が達成でき、100周年を迎えるレースと応援してくれるファン、世界チャンピオンの証アルカンシェルに敬意を払いたい思いがある。現在のコンディションで優勝を狙えるかどうかはわからない。レースに出てみて自分の役割を見いだしたい。」

■223km地点/残り71km
メイン集団はランプレフォンディタルが先頭を引き始めた。先頭5名との差は順調に縮まり、3分35秒にまで迫る。

あのチポッリーニが優勝候補に挙げるイタリア人がいる。「イケメン」でお馴染みのダニエーレ・ベンナーティ(イタリア、ランプレフォンディタル)だ。バレンシア一周でペタッキをことごとく打ち破ったベンナーティのインタビュー。
「ボーネンは集団スプリントでも勝てるし、クラシックレースにもめっぽう強い。ボーネンは僕の手本だ。(ベルギーの)フランドルの選手がツール・デ・フランドルを狙うように、イタリアの選手ならミラノ〜サンレモを狙う。クラシックレースの頂点に君臨するミラノ〜サンレモを制することは夢なんだ。」

メイン集団はランプレフォンディタルとミルラムが先頭に立って逃げる5名を追い続ける。アルカンシェルのベッティーニの姿も集団前方に発見。肋骨を骨折しているはずだが・・・・

■233km地点/残り61km
先頭5名はローテーションを繰り替えして逃げ続けるが、後方からメイン集団が迫る。タイム差は3分だ。

メイン集団で落車が発生!かなりの人数が巻き込まれたようだ。クレディアグリコルの選手が一名立ち上がれない。

メイン集団の前方で落車が発生したため、10名弱が落車に巻き込まれた。これによりメイン集団は2分割されている。サウニエルドゥバル勢は数名が止まってリカルド・リッコ(イタリア、サウニエルドゥバル)を待つ。

■239km地点/残り55km
先ほどの落車で倒れ込んでいたのはセバスティアン・イノー(フランス、クレディアグリコル)のようだ。レースに復帰できたかは不明。サウニエルドゥバル勢はリッコを集団に戻すためにスピードを上げる。

空からは時折雨が落ちて来ている。これにより道は若干スリッピーになっている。先ほどの落車は市街地で起きたもので、路肩に駐車された車両に引っ掛けた感じだろう。

メイン集団は縦に伸びている。先頭を引くのはランプレフォンディタル、リクイガス、ミルラム勢だ。先頭5名との差は2分12秒になった。

先頭5名の中で、ブラットが先頭を引く時間が長い。逆にデコルトに勢いが無い。

昨年度のチャンピオンで、今シーズンはリクイガスに移籍して連覇を狙うフィリッポ・ポッツァート(イタリア、リクイガス)のインタビュー。
「このレースにコンディションを合わせて来た。ティレーノ〜アドリアティコで実感したのは、昨年よりも脚が回っているということ。強靭なアシスト陣を味方にして落ち着いて勝利を狙う。フレイレ、ベンナーティ、ペタッキの3名が注意すべきライバルだ。中でもフレイレはティレーノ〜アドリアティコで調子を上げていたのが見て取れた。彼のスプリントでの安定性はピカイチで、このようなコースレイアウトでは危険な存在だ。集団でのスプリントには持ち込みたくない。終盤に逃げを試みるかも。」
■244km地点/残り50km
先頭の逃げ集団の中での絞り込みが始まった。ブラットが前を引き、エルナンデスとクニテスキーが続く。

■248km地点/残り46km
先頭からセッラとデコルトが遅れ始めた。これで先頭は3名、2分弱後方にメイン集団といった展開。

落車で遅れた多数の選手がメイン集団へ復帰したようだ。メイン集団は雨で濡れたコースを慎重に、そして順調にスピードを上げていく。先頭3名の吸収は時間の問題か。

■250km地点/残り44km

序盤から逃げていたセッラはメイン集団に吸収された。クニテスキー、ブラット、エルナンデスの3名はメイン集団の1分20秒前を逃げ続ける。

メイン集団は短い登りにさしかかった。先ほどまでは縦に伸びていたメイン集団だが、ここにきて少しスローダウン。前の3名を射程圏内に捉えたため、早く吸収せずに少し泳がせているようだ。メイン集団の前方はミルラム、ランプレフォンディタルが陣取る。

トーマス・ヴァイクス(リトアニア、ディスカバリーチャンネル)が集団の前に出る。続いてリクイガス、ミルラム。先頭3名との差はいよいよ1分に。

下りでメイン集団内に落車が発生!!
ゲロルシュタイナーのライダーが数名倒れている。
ゲロルシュタイナーの選手が一人倒れこんで動かない。

下りカーブでの落車だったため、かなりの勢いで落車したようだ。ダヴィト・コップ(ドイツ、ゲロルシュタイナー)だ。容態が心配される。大の字で路面に横たわっている。手が動いた。

顔面に流血が見られるダヴィト・コップ(ドイツ、ゲロルシュタイナー)は首にコルセットをはめられ、担架に乗せられる。救急車に乗せられて一刻も早い病院搬送を望む。

■256km地点/残り38km
コップの回復を祈りつつ、レースに戻ります。メイン集団は先ほどの落車で若干バラバラになったが、1つになって先頭3名を追う。

またメイン集団内で落車が発生!!
ユニベットの選手が一人倒れて動かない。マルコ・ザノッティ(イタリア、ユニベット)だ。

ザノッティは観客のおばちゃんに助けられて起き上がる。雨は降っていないが路面が濡れているため、かなり落車が発生しやすくなっている。

ザノッティの他にもウナイ・エチェバリア(ベネズエラ、エウスカルテル)や他3名も落車に巻き込まれた模様だ。

■262km地点/残り32km
いよいよメイン集団と先頭3名との差は28秒。メイン集団の前方にリカルド・リッコ(イタリア、サウニエルドゥバル)の姿が確認される。

■266km地点/残り28km
いよいよチプレッサの登りにさしかかる!!タイム差は18秒。

メイン集団からアルカンシェルのベッティーニがアタックを掛ける!

先頭はスペインのエルナンデスの独走になった。ブラット、クニエンスキーが数秒遅れで続き、メイン集団は後ろに迫る。

先ほどベッティーニがアタックを仕掛けたと思われたが、後方の集団からメイン集団へ復帰を試みていたようだ。それにしても肋骨を骨折しているとは思えない走り。
■268km地点/残り26km
メイン集団ではアタック合戦が始まった。トマ・ヴォクレール(フランス、ブイグテレコム)、マヌエル・クインツィアート(イタリア、リクイガス)の2名が飛び出した形に。

クインツィアートはいい勢いで登りをこなす。ヴォクレールが続き、先頭を逃げるエルナンデスを追う。
このチプレッサの頂上はゴールまで22km。標高は240mだ。

クインツィアートはメイン集団に吸収される。メイン集団は落ち着かず、クインツィアートが再びアタックを仕掛けるが成功しない。クインツィアートのペースアップはアタックなのか、メイン集団の縮小を狙ったものなのか。とにかくメイン集団のスピードは上がっている。

メイン集団の先頭は他にもフランシスコハビエル・ビーラ(スペイン、ランプレフォンディタル)らが前を引き、フランコ・ペッリツォッティ(イタリア、リクイガス)が抜け出した。

フランコ・ペッリツォッティ(イタリア、リクイガス)は単独でアタックを成功させ、後続のメイン集団との差を広げ始める。このペッリツォッティにアンドレア・モレッタ(イタリア、ゲロルシュタイナー)が追いついた。

■270km地点/残り24km
先頭はエルナンデス、続いてフランコ・ペッリツォッティ(イタリア、リクイガス)とアンドレア・モレッタ(イタリア、ゲロルシュタイナー)、そしてメイン集団という展開。

メイン集団からヤロスラフ・ポポヴィッチ(ウクライナ、ディスカバリーチャンネル)が飛び出した!

勢いのあるポポヴィッチはフランコ・ペッリツォッティ(イタリア、リクイガス)とアンドレア・モレッタ(イタリア、ゲロルシュタイナー)に追いついた。強力な3名だ。メイン集団はこれを許すわけにはいかない。

■273km地点/残り21km
先頭はチプレッサの山頂を通過。メイン集団はランプレフォンディタル、ミルラムが追う展開だ。下りに入って路面は乾いているように見える。

下りで先頭のモレッタが落車!!

右カーブを曲がりきれず、モレッタはガードレールに突っ込んだ。コップに続き、ゲロルシュタイナーに災難が続く。モレッタは立ち上がれない。

チプレッサの登りまで先頭を逃げていたエルナンデスは既に吸収され、先頭はヤロスラフ・ポポヴィッチ(ウクライナ、ディスカバリーチャンネル)とフランコ・ペッリツォッティ(イタリア、リクイガス)の好調2名になった。

■275km地点/残り19km
先頭はフランコ・ペッリツォッティ(イタリア、リクイガス)とヤロスラフ・ポポヴィッチ(ウクライナ、ディスカバリーチャンネル)が順調に逃げ続ける。そしてフランシスコハビエル・ビーラ(スペイン、ランプレフォンディタル)とミルコ・チェレスティーノ(イタリア、ミルラム)の2名がメイン集団を飛び出して追走を開始する。ポポヴィッチらは18秒のアドバンテージを得ている。

先に落車し、病院に搬送されたコップは幸い大事には至っていないという情報が入って来た。モレッタは救急車に乗る。

■278km地点/残り16km
メイン集団はミルラムが引く。

先頭はポポヴィッチとペッリツォッティ、18秒遅れでチェレスティーノとビーラ、10秒遅れでメイン集団といったところ。

ミルラムに代わってクイックステップやCSCが先頭に立って追撃を試みるが、ヤロスラフ・ポポヴィッチ(ウクライナ、ディスカバリーチャンネル)とフランコ・ペッリツォッティ(イタリア、リクイガス)に追いつくことができない。タイム差は28秒開いている。

■残り12km
ビーラとチェレスティーノはメイン集団に吸収され、これで先頭2名と28秒遅れでメイン集団といったところだ。メイン集団はクイックステップが隊列を組んでスピードアップを図る。

先頭2名はいよいよ最終決戦地ポッジオの登りにさしかかる。

メイン集団内にはロビー・マキュアン(オーストラリア、プレディクトールロット)の姿も見られる。何とかポッジオを好位置で通過したいところだ。

■残り10km
ポッジオの登りが始まり、CSCがペースを上げ始めた。ポポヴィッチとフランコ・ペッリツォッティ(イタリア、リクイガス)は逃げ続けるが、メイン集団のスピードは圧倒的だ。

先頭2名がメイン集団の視界に入る。

■残り9km
タイムトライアル世界チャンピオンのファビアン・カンチェラーラ(スイス、CSC)が引くメイン集団のスピードは先頭2名を吸収。これで集団は1つに。

集団はかなりの大人数だ。先頭はクイックステップ、ミルラムがコントロールする。そんな中再びヤロスラフ・ポポヴィッチ(ウクライナ、ディスカバリーチャンネル)がアタック!

吸収されても諦めないポポヴィッチは再びメイン集団との差を広げ、アレックス・エフィムキン(ロシア、バルロワールド)が追走する。

ヤロスラフ・ポポヴィッチ(ウクライナ、ディスカバリーチャンネル)はいい表情で登っている。メイン集団のスピードもかなり上がっており、7名ほどが飛び出した形だ。この追走集団7名にクイックステップ勢が見当たらない。

ポポヴィッチは追走集団に捕まった。ここでマッツァンティ(チェラミカパナリア)がアタック!

■残り7km
そしてリカルド・リッコ(イタリア、サウニエルドゥバル)がアタックだ!!

リカルド・リッコ(イタリア、サウニエルドゥバル)はフィリップ・ジルベール(ベルギー、フランセーズデジュー)を引き連れて頂上を目指す。2人は差を広げて頂上が近づく。

■残り6km
リッコとジルベールはタイム差を広げてポッジオの頂上を通過する。残り5.7kmだ。タイム差は10秒強。

登りで遅れていたベッティーニだったが、ここでメイン集団の前方に戻っている。

先頭2名、リッコとジルベールは下りをこなしていく。サンレモの街が近づく。

メイン集団はかなり縦に長く伸びている。先頭を引くのはベッティーニだ。続いてランプレフォンディタル、ミルラム。アレッサンドロ・バッラン(イタリア、ランプレフォンディタル)の姿もある。

■残り5km
リッコとジルベールは協力して逃げ続ける。下りを逃げ続ける。

■残り3km
ジャパンカップ覇者のリカルド・リッコ(イタリア、サウニエルドゥバル)とフィリップ・ジルベール(ベルギー、フランセーズデジュー)。この2名が逃げ続け、キム・キルシェン(ルクセンブルク、Tモバイル)やパオロ・ベッティーニ(イタリア、クイックステップ)が追撃する。

いよいよ平坦区間に入った。

追走集団はランプレフォンディタルが2枚。かなり早いスピードで追う。

先頭2名は諦めた。これで勝負は集団スプリントに持ち込まれる。

ここでミルラムトレインが始動だ。ランプレフォンディタル、ミルラム、CSCが前にでる。

■ラスト1km
アレッサンドロ・ペタッキ(イタリア、ミルラム)がいい位置だ。エリック・ツァベル(ドイツ、ミルラム)がその前。

ミルラムトレインが動き出す。最後はツァベルにペタッキが発射された!!

■ラスト300m
しかしペタッキのスプリントに勢いが見られない。トム・ボーネン(ベルギー、クイックステップ)やロビー・マキュアン(オーストラリア、プレディクトールロット)がペタッキに続き、一人するするとペタッキを抜きさる選手が現れる。

フレイレだ。

フレイレのスピードは圧巻で、単独のスプリントで他を圧倒。最後は余裕を持ってフレイレが両手を大きく挙げた。

2位には僅差でボーネン、デーヴィス、マキュアンが入っている。写真判定に持ち込まれるようだが、フレイレの優勝は決定的だ。

ミラノ〜サンレモ2007結果
1位 オスカル・フレイレ(スペイン、ラボバンク)
2位 トム・ボーネン(ベルギー、クイックステップ)
3位 アラン・デーヴィス(オーストラリア、ディスカバリーチャンネル)
4位 ロビー・マキュアン(オーストラリア、プレディクトールロット)
5位 スチュアート・オグレディ(オーストラリア、CSC)
6位 エリック・ツァベル(ドイツ、ミルラム)
7位 ガブリエーレ・バルドゥッチ(イタリア、アックア・エ・サポーネ)
8位 アレッサンドロ・ペタッキ(イタリア、ミルラム)

ペタッキは結局8位でゴール。ミルラムトレインの最終車両として飛び出したが、最後はツァベルの前にもでることができなかった。

優勝したフレイレが表彰台に上がり、シャンパンを開ける。優勝トロフィーと花束を掲げて声援に応える。

2007年ミラノ〜サンレモ・テキストライブ、お楽しみいただけましたでしょうか?
最後は世界を代表するスプリンター達の競演となりました。そしてこれを制したのが、世界選手権を3度制しているフレイレ。過去にミラノ〜サンレモの優勝を経験しているフレイレが見事なサンレモ2勝目を挙げました。
独力で優勝への道を切り開いたフレイレもさることながら、ポッジオの登りで果敢にアタックしたリッコも賞賛に値します。ワンデーレースでありながら、非常に中身の濃いレースとなりました。

ミラノ〜サンレモを皮切りに、本格的なクラシックレースが続々開催されます。いよいよ盛り上がりを見せる2007年シーズン。これからもサイクリングタイムではレースの模様をお伝えし続けます。本日は最後までテキストライブにおつきあいいただきありがとうございました。

それではまた、テキストライブでお会いしましょう。おやすみなさい。
Buona notte

 
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