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Live by Kei TSUJI
見どころコース編:4つのTTと5つの頂上ゴール、見どころ満載の3週間
見どころ 選手編:アスタナを迎え撃つイタリア勢、混沌とした覇権争い
ジロを華やかに彩る4つの栄光ジャージと各賞の紹介
出場選手一覧
第2ステージ コースマップ
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ボナセラータ、トゥッティ!みなさんこんばんは!

今日もテキストライブの時間がやってまいりました!最後までゼヒゼヒおつき合い下さい!

さてさて、今日のジロ・デ・イタリアは第2ステージです。パレルモの街を駆け抜けたチームタイムトライアルから一夜明け、今日からロードレースが始まります。

コースはシチリア島北部のチェファルから南に下ってアグリジェントまでの207km。今大会最初の山岳ポイントが2つ登場します。まず2級山岳グラッテリ(標高810m、26.5km地点)を越え、いくつものアップダウンをこなした後に3級山岳ポリツェッロ(標高813m、112.6km地点)を通過。その後は幾分平坦基調なコースを進み、アグリジェントの13.2km周回コースへ。ゴール前は上り基調のコースレイアウトになっています。

アグリジェントはギリシア時代の神殿が有名で、その遺跡地域一帯は1997年に世界遺産に登録されています。そんな世界遺産の街アグリジェントを周回するコースは、1994年世界選手権ロードレースでも使用されたコース。この時はリュック・ルブラン(フランス)が世界チャンピオンに輝いています。

ラスト3.7kmで標高差203mを駆け上がるため、ピュアスプリンターのスプリント勝利は難しいというのが大方の予想です。代わってスポットライトが当てられるのは軽量でスプリント力に長けた選手たち、例えばパオロ・ベッティーニ(イタリア、クイックステップ)やジョヴァンニ・ヴィスコンティ(イタリア、クイックステップ)、ダニーロ・ディルーカ(イタリア、LPRブレーキ)あたりが有力でしょう。特にトリコローレ(イタリアチャンピオンジャージ)を着るヴィスコティは地元シチリアのステージで優勝を飾っておきたいところです。

それでは早速レース実況に移りたいと思います!テキストライブ始まりま〜す!!

それではここで現地取材中の綾野真カメラマンから写真が届きましたのでご覧下さい。

スタートサインに現れたアルベルト・コンタドール(スペイン、アスタナ)
マリアローザのクリスティアン・ヴァンデヴェルデ(アメリカ)らスリップストリーム勢が先頭でスタートを待つ

■0km地点/残り207km
レースは現地時間11時47分(日本時間18時47分)にチェファルをスタート!このチェファルの街がジロに登場するのは史上初めて。スタートしたのは196名の選手。元世界チャンピオンで、ペタッキを欠くチームミルラムにとって貴重なタレントだったイゴール・アスタルロア(スペイン)はスタートせず。

マリアローザを着たクリスティアン・ヴァンデヴェルデ(アメリカ)を筆頭に、スリップストリーム勢が前を陣取った状態でスタートしていく。開始直後の電撃アタックも無く、比較的穏やかなペースで進んだ。

■16km地点/残り191km
しばらく集団ひとつのまま進んだが、16km地点でその均衡が破られた。アタックを仕掛けたのはディオニシオ・ガルパルソロ(スペイン、エウスカルテル)だ。ガルパルソロは単独で集団を引き離してこの最初の山岳ポイント2級山岳グラッテリへ。ここを先頭で通過できればマリアヴェルデに手が届く。

<ガルパルソロ 〜 メイン集団>

■24km地点/残り183km
ガルパルソロは最大で1分20秒のリードを得たが、山岳ポイントの上りが始まるとメイン集団もペースアップ。これにより頂上1km手前でガルパルソロは吸収された。集団はひとつのままこの2級山岳の頂上を通過。先頭で通過したのはエマヌエーレ・セッラ(イタリア、CSFグループ・ナヴィガーレ)だ。

<Gruppo Compatto(集団一つのまま)>

2級山岳グラッテリ(26.5km地点)通過順位
1位 エマヌエーレ・セッラ(イタリア、CSFグループ・ナヴィガーレ)
2位 フェリックス・カルデナス(コロンビア、バルロワールド)
3位 ケヴィン・シールドライヤース(ベルギー、クイックステップ)

■27km地点/残り180km
2級山岳頂上を通過後すぐさま集団から2名が飛び出した。アタックを仕掛けたのはジェレミー・ロワ(フランス、フランセーズデジュー)とダヴィド・ロースリ(スイス、ランプレ)の2人。この逃げは決まりそうだ。

<ロワとロースリ 〜 メイン集団>

■40km地点/残り167km
先頭の2人は既に3分のアドバンテージを稼ぎ出している。集団はスピードを弱めているため、まだまだタイム差は広がっている。この日最初の平均スピードは29.9km/h。まさかの時速30km割れ。

<ロワとロースリ 〜3分〜 メイン集団>

逃げが決まったことですし、ここで恒例のあのコーナー!「逃げている2人は一体誰なのかしらん??」のコーナー!
ジェレミー・ロワ(フランス、フランセーズデジュー)
1983年6月22日生まれの24歳。身長186cm、体重70kg。
2003年にフランセーズデジューでプロ入りし、それ以降ずっとチームの一員だ。まだプロレースでの勝利は無いが、2003年のヨーロッパ選手権U23ロードレースで銀メダル、2006年のツール・ド・ピカルディで新人賞を獲得。

ダヴィド・ロースリ(スイス、ランプレ)
1980年5月8日生まれの28歳。身長182cm、体重71kg。
2004年にサエコでプロデビューし、2005年からランプレに所属。2002年には世界選手権U23ロードレースで銅メダルを獲得。2006年のツール・ド・ロマンディで中間スプリント賞に輝いた。2007年のスイスナショナル選手権ロードレースで銅メダル。プロレースでの勝利は2004年ピースレースでのステージ優勝のみ。これまでにツール・ド・フランスとブエルタ・ア・エスパーニャを2回ずつ完走している。趣味は友達といること。

■57km地点/残り150km
ゴールまで150kmを残してタイム差は10分を越えた。メイン集団はマリアローザ擁するスリップストリームが先頭に立ってスピードをコントロール。タイム差は10分10秒を上限に、少しずつ縮まり始めている。

<ロワとロースリ 〜10分10秒〜 メイン集団>

■73km地点/残り134km
一時的に10分を越えたタイム差は、スリップストリームのペースコントロールによって縮小。7分〜8分を推移しており、先頭の2人は完全にコントロール下におかれている。レース開始から2時間が経過して平均スピードは32.45km/h。かなりのスローペースだ。ゴール時間も大幅に遅れると思われる。

<ロワとロースリ 〜7分40秒〜 メイン集団>

■92km地点/残り115km
スリップストリームがコントロールするメイン集団では落車が発生。スティーブ・モラビート(スイス、アスタナ)、パトリック・カルカーニ(スイス、バルロワールド)、マウリシオ・ソレール(コロンビア、バルロワールド)の3名が落車したが、大きな問題なく集団に復帰している。落車によるペースダウンが影響してか、タイム差は9分30秒に広がった。

<ロワとロースリ 〜9分30秒〜 メイン集団>

レース開始から3時間が経ち、平均スピードは33.1km/h。ズバリ予定時刻より30分以上遅れてのレース進行だ。先ほど落車したモラビートが少し遅れ気味。ドクターカーが並走して治療にあたっている。

■102km地点/残り105km
まもなくレースは半分を消化。選手たちは補給ポイントを通過していく。後半戦に向けてしっかりと補給をとっておきたい。先頭2名とメイン集団のタイム差は大きく変わらず9分20秒。この先2つ目の山岳ポイント・3級山岳ポリツェッロが登場する。

<ロワとロースリ 〜9分20秒〜 メイン集団>

■112km地点/残り95km
先頭の2名はこの日2つ目の山岳ポイント・3級山岳ポリツェッロを通過した。先頭で通過したのはダヴィド・ロースリ(スイス、ランプレ)。シチリア島内部を駆け抜ける今日のステージは、山岳コースというより丘陵コース。なだらかな丘が延々と地平線の先まで広がっている。

メイン集団はスリップストリームがコントロールして3級山岳を登っていたが、頂上手前でここからCSFグループ・ナヴィガーレの2名がスピードを上げて飛び出した。これは山岳ポイントを狙った動きだ。最後はエマヌエーレ・セッラ(イタリア、CSFグループ・ナヴィガーレ)とダニエーレ・ピエトロポッリ(イタリア、LPRブレーキ)がスプリントしながら頂上を通過。3番手通過を果たしたのはピエトロポッリだ。

3級山岳ポリツェッロ(112.6km地点)通過順位
1位 ダヴィド・ロースリ(スイス、ランプレ)
2位 ジェレミー・ロワ(フランス、フランセーズデジュー)
3位 ダニエーレ・ピエトロポッリ(イタリア、LPRブレーキ)

ゴールまで95kmを残してタイム差は7分55秒に。スリップストリームが少しずつペースを上げて追走している。まだまだ積極的なペースアップではない。スウェーデンのチャンピオンジャージを着る巨体のマニュス・バクステッド(スウェーデン、スリップストリーム)が先頭を牽いている。

<ロワとロースリ 〜7分55秒〜 メイン集団>

■127km地点/残り80km
メイン集団はなだらかな下りを60km/h弱で進んでいる。空は分厚い雲が覆っているが、降雨は確認されていない。先ほどの3級山岳でエマヌエーレ・セッラ(イタリア、CSFグループ・ナヴィガーレ)はポイント獲得を逃したが、序盤の2級山岳で先頭通過しているためマリアヴェルデが確定。セッラと言えば2004年のジロ山岳ステージで逃げ切り勝利を飾った選手。

ゴールまで80kmを残してタイム差は8分のまま。スリップストリームが前を牽いているがタイム差は変わらない。そういえば今日はアダム・ハンセン(オーストラリア、Tモバイル)の27歳の誕生日。ブオン・コンプレアンノ、アダム!タンティ・アウグーリ・ア・テ!

レース開始から4時間が経過して全体の平均スピードは33.8km/h。少しずつペースは上がっている。現地の天候は曇りで、気温は18度。湿度は75度と高め。このあと雨が降る可能性もある。

シチリア生まれのジョヴァンニ・ヴィスコンティ(イタリア、クイックステップ)がチームカーから補給を受け取っている。地元シチリアで行なわれる残る2ステージでヴィスコンティは優勝を飾ることが出来るだろうか?ベッティーニの強力なアシストを受けるかも。

<ロワとロースリ 〜8分15秒〜 メイン集団>

集団の前方、スリップストリームのすぐ後ろにアルベルト・コンタドール(スペイン、アスタナ)の姿が。2007年マリアローザがチームメイトと談笑しながら走行している。初出場のジロで総合争いに加わることが出来るだろうか?短い準備期間でどこまで調子を上げれるかが鍵を握る。クレーデンやライプハイマーがチームリーダーにもなりうる。

■137km地点/残り70km
選手たちは中間スプリントポイントに向けて緩い勾配の上りを進んでいる。タイム差は少し縮まって7分15秒に。相変わらず上空には分厚い雲。雨が降れば路面はスリッピーになる。

<ロワとロースリ 〜7分15秒〜 メイン集団>

集団の先頭はスリップストリームが牽き続けている。バルロワールドやコフィディスが上りで少し前に上がって来た。沿道には「シチリアでのジロ万歳」の横断幕が。

■142km地点/残り65km
先頭2人は中間スプリントポイントを前にスプリント合戦。山岳ポイントをダヴィド・ロースリ(スイス、ランプレ)が穫ったため、ここはジェレミー・ロワ(フランス、フランセーズデジュー)が穫ると思われたが、本格的なスプリント勝負の結果ロースリが先頭通過。両方ともロースリが穫って大丈夫?協調体制は崩れない?

今年の中間スプリントポイントはミラノエキスポがスポンサーについている。昨年はガリバルディ賞だった。スプリントポイントを終え、先頭2人のローテーションが回らなくなった。ロワが前に出ず、ロースリが前を牽き続けている。

一方のメイン集団ではスプリントポイントを前にリクイガスがペースアップ。飛び出したダニエーレ・ベンナーティ(イタリア、リクイガス)が3番手でアーチを通過した模様。先頭から6分55秒遅れだ。

<ロワとロースリ 〜6分55秒〜 メイン集団>

中間スプリントポイント(142.9km地点)通過順位
1位 ダヴィド・ロースリ(スイス、ランプレ)
2位 ジェレミー・ロワ(フランス、フランセーズデジュー)
3位 ダニエーレ・ベンナーティ(イタリア、リクイガス)

■147km地点/残り60km
先頭2人はペースダウン。ロースリが山岳ポイントとスプリントポイントを両方獲得し(てしまっ)たことによって協調体制が崩れた。ジェレミー・ロワ(フランス、フランセーズデジュー)が前に出ず、ロースリの後ろにぴったりと付いていくだけ。この先頭ペースダウンによってタイム差は劇的に縮まっていくだろう。

ロワが協力しないことを悟ったロースリは、「このまま一人で先頭を引き続けるのもバカバカしい」と言ったかどうかは知らないが、ペースを上げない。

ゴール地点にはクラウディオ・キャプッチ(イタリア)の姿が。往年の名選手のひとりキャプッチは、1994年にアグリジェントで行なわれた世界選手権ロードレースでルブラン(フランス)に破れた選手。

<ロワとロースリ 〜4分45秒〜 メイン集団>

集団では勝負どころを前にトイレタイム。次々と選手が沿道に止まって用を足している。まだ本格的にスピードが上がっていないが、先頭2人のペースが上がらないため、タイム差は縮まり続けている。この様子じゃ逃げ吸収は時間の問題。相変わらずロワが前に出ない。

集団の先頭では落車が発生!英国紳士のような口ひげをたくわえたデーヴィット・ザブリスキー(アメリカ、スリップストリーム)が沿道に倒れている。背中から腰にかけてを抑えている。かなり痛そうだ。

沿道に倒れたザブリスキーが立ち上がれない。昨日の表彰台ではしゃいでいた総合2位のザブリスキーが沿道に座ったままだ。表情は険しい。ドクターが駆けつける。担架が用意された。このままリタイアすることになりそうだ。

ザブリスキーの落車にはアルベルト・コンタドール(スペイン、アスタナ)も巻き込まれた情報もある。コンタドールは直ぐさま再スタートして集団に復帰している。ザブリスキーは担架に乗せられた。リタイアだ。

■152km地点/残り55km
タイム差は既に3分を切っている。先ほどの落車の影響もあってメイン集団はスピードを弱めているが、それでもタイム差は縮まり続けている。早めに逃げを吸収してしまうと更なるアタックを誘発してしまう。

<ロワとロースリ 〜2分15秒〜 メイン集団>

もう先頭2人のリードは風前の灯。一方、先ほどの落車に巻き込まれた(と思われる)クリスティアン・ファンバーガー(オーストリア、バルロワールド)がドクターカーで治療を受けている。春のクラシックレースで好調さを見せたファンバーガー。オーストリアのチャンピオンジャージを着ている。

■156km地点/残り51km
先頭2人はサドルから腰を上げて後続を待つ動き。この2人をマニュス・バクステッド(スウェーデン、スリップストリーム)が牽く集団が飲み込んだ。まだゴールまで50km近くある。この先カウンターアタックがかかるだろう。

<Gruppo Compatto(逃げ吸収)>

メイン集団はスリップストリームが牽き続けている。そのすぐ後ろではエリック・ツァベル(ドイツ、チームミルラム)とパオロ・ベッティーニ(イタリア、クイックステップ)が談笑中。集団のスピードは43km/hほど。

少し雨粒が落ちている。そして集団前方のジュリアン・ディーン(ニュージーランド、スリップストリーム)のジャージにも落車痕が残っている。かなり集団先頭近くでの落車だったのだろう。コンタドールの落車の影響が気にかかる。

■162km地点/残り45km
スリップストリームが牽引する集団は一つのまま進んでいく。ロワとロースリの吸収後、アタックはひとつも掛かっていない。この先、194km地点でゴールを一度通過する。このゴール地点直前が上りになっており、190km地点から4kmを上る。一度ゴール地点を越え、13.2kmの周回コースを回って再び上りに突入。この2回の上りでアタックが多発するだろう。

<Gruppo Compatto(集団一つのまま)>

スリップストリームが集団をコントロールし続けている。ゲロルシュタイナーやクイックステップ、エウスカルテル、チームCSC、アスタナがその後方にズラリと揃っている。ゴール前の周回コースまでアタックは掛からないのだろうか?先ほどから国際映像はマキュアンやベンナーティらスプリンターを大映しにしてる。

■169km地点/残り38km

状況は変わらず、スリップストリームコントロールの集団は一つのまま。なだらかな下りのワインディングを集団が蛇のように進んでいく。あ、集団内のフリオ・ペレスクアピオ(メキシコ、CSFグループ・ナヴィガーレ)が黒いゼッケン「マリアネーラ」をつけている。これは個人総合成績最下位の選手に授与される不名誉なゼッケン。しかし山岳ステージが始まればクアピオはすぐさま総合上位に上がってくるだろう。

<Gruppo Compatto(集団一つのまま)>

■175km地点/残り32km
集団は一つのまま小高い丘を通過中だ。コースプロフィールで言うと、180km地点手前の標高338mファヴァラ(Favara)に向かう短い上り。つまりここを越えると、次に待つのはアグリジェントのゴール地点に向かう上り。標高差203mの上りを2度上ってゴールとなる。

<Gruppo Compatto(集団一つのまま)>

落車痕のあるジュリアン・ディーン(ニュージーランド、スリップストリーム)はボトルを運ぶなどのアシストに徹している。今日の上りスプリントでは勝機無しという判断か。集団の先頭はマニュス・バクステッド(スウェーデン、スリップストリーム)が牽き続けている。ファヴァラの街中には多くの観客が集まっている。

■182km地点/残り25km
バクステッドの威圧的な集団牽引により、アタックが一つも見られないままレースは進行。もうゴールまで25kmを切っている。アグリジェントの街はすぐそこだ。1回目のアグリジェントの上りで早くもアタックが掛かるだろうか?とにかくこの先の上りでアタックのスイッチが入ると思われる。

<Gruppo Compatto(集団一つのまま)>

注目のジョヴァンニ・ヴィスコンティ(イタリア、クイックステップ)がパンクで後退。問題なく集団に復帰したが、このトラブルにより余計な脚を使わされた。いよいよレースは佳境に近づいて来た。降雨は見られないが、カメラのレンズには水滴が付いている。

■188km地点/残り19km
もうゴールまで20kmを切っている。まもなくアグリジェントの1回目の上りが始まる。レースの展開的には珍しく、集団はずっと一つのまま。そして上りは近づいてクイックステップやコフィディスが集団の前方に上がって来た。

<Gruppo Compatto(集団一つのまま)>

集団のペースが上がっている、もう上りは近い。集団の前方にはマリアローザ候補の選手や、スプリント勝利を狙う選手が上がって来ている。依然としてスリップストリームが先頭を牽き続けている。集団は道幅いっぱいを使ってポジション争いを繰り広げている。

丘の上にギリシア時代の神殿が見える。少しずつ雨が降り始めているようだ。この雨がレース展開に影響するだろうか。選手たちは上り勾配のコースを進んでいく。1回目の上りだ。それほど勾配はキツくない。

■192km地点/残り15km
集団は上り勾配のゴール前を進んでいく。ここを2回目に通過するときにスプリント合戦が繰り広げられることになる。集団はアタックがかからずに、デーヴィット・ミラー(イギリス、スリップストリーム)が先頭で進んでいく。ハイペースなため、集団では中切れが起こって数十名が既に遅れている。

<Gruppo Compatto(集団一つのまま)>

アグリジェントの神殿を背に、ミラーが牽く集団が上りを進む。ミラーの後ろにはマリアローザを着るクリスティアン・ヴァンデヴェルデ(アメリカ、スリップストリーム)。LPRブレーキも集団の前方に上がって来た。この1回目の上りでは誰もアタックしなかった。まもなく1回目のゴール地点通過だ。

ミラー先頭でゴール地点に向かう。バルロワールドやLPRブレーキ、CSFグループ・ナヴィガーレが前方に上がっている。そしてゴールまで14kmを残してミラーが後退。代わってLPRブレーキが主導権を得て先頭を牽いている。

LPRブレーキが積極的に集団のペースを上げている。LPRブレーキは5名を揃えて集団を牽引。その後ろにマリアローザのクリスティアン・ヴァンデヴェルデ(アメリカ、スリップストリーム)、その後方にホアキン・ロドリゲス(スペイン、ケスデパーニュ)やアンドレアス・クレーデン(ドイツ、アスタナ)の姿が。

■194km地点/残り13km
LPRブレーキ先頭の集団がゴール地点を通過していく。1周13.2kmの周回コースを周り、再び先ほどの上りを上ってゴールとなる。上りの勾配を見る限り、ピュアスプリンターの活躍は難しそうだ。雨は降っていない。時折太陽が射している。

スリップストリームに代わってLPRブレーキが集団を引き続ける。メイン集団は100名ほどに絞られたか。ベッティーニとヴィスコンティの2大エース擁するクイックステップが前に上がって来た。

■残り10km
もうゴールまで10kmを切っている。LPRブレーキやクイックステップ、バルロワールドも前に上がって来た。スプリント力のあるエンリーコ・ガスパロット(イタリア、バルロワールド)で優勝を狙っているのだろう。上りで後続を引き離すことが出来れば、ステージ優勝とともにマリアローザ獲得も夢ではない。

<Gruppo Compatto(集団一つのまま)>

■残り8km
集団は下りの高速コーナーを駆け抜けていく。雨は降っておらず、太陽が顔を出している。集団の先頭はLPRブレーキ、アスタナ、リクイガスが前に選手を揃えている。アタックはかかっていない。最後の上りで勝負がかかるだろう。

LPRブレーキが積極的に集団をコントロールしている。狙うはディルーカのステージ優勝とマリアローザ獲得だ。コースレイアウト的には上りスプリントを得意とするディルーカが得意とするところ。

■残り6km
集団は下り区間を進んでいく。この下り区間を終えると、最後の上りが始まる。おさらいしておくと、最後の上りは距離3.7kmで標高差203m。集団はLPRブレーキとセッラメンティPVCがそれぞれトレインを組んで並走。その間からアスタナが出て来た。

集団の先頭はポジション争いが繰り広げられている。積極的なのはLPRブレーキ、セッラメンティPVC、アスタナ。特にLPRブレーキとセッラメンティPVCが先を競っている。

■残り4km
集団は最後の上りに入った!じわりじわりと勾配が増していく。この緩斜面を集団は高速で駆け抜けていく。まだアタックはかかっておらず、LPRブレーキが前を引き続ける。

<Gruppo Compatto(集団一つのまま)>

集団はLPRブレーキが牽き続けている。この上りでのハイペースにより、集団後方では遅れる選手が続出している。LPRブレーキは4名を先頭に揃えている。一番後ろはもちろんディルーカ。その後ろにアルカンシェルのベッティーニの姿が。

ダヴィデ・レベッリン(イタリア、ゲロルシュタイナー)も前に上がって来た。アルベルト・コンタドール(スペイン、アスタナ)、ホアキン・ロドリゲス(スペイン、ケスデパーニュ)も集団の前方に上がっている。

■残り2km
LPRブレーキ先頭のまま集団は緩斜面を駆け上がる。ディルーカの後ろはレベッリン、ベッティーニ、ロドリゲス、コンタドール、ガスパロット。その横からサウニエルドゥバルが上がって来た。リッコだ。

もうゴールまで1.5km。誰もアタックしない。ディルーカ、レベッリン、ベッティーニ、ロドリゲス、コンタドール、ガスパロット、リッコらが集団の前方を陣取っている。アタックで突き放すような勾配ではないのか、誰もアタックしない。期待されていた地元シチリアのヴィスコンティは遅れている。

LPRブレーキが前を引き続ける。レオナルド・ピエポリ(イタリア、サウニエルドゥバル・スコット)も前に上がって来た。しかし誰もアタックしない。まもなくラスト1kmのアーチだ。

LPRブレーキのよこからサウニエルドゥバルが出て来た。そしてホアキン・ロドリゲス(スペイン、ケスデパーニュ)がアタック!

■残り1km
ラスト1km地点でホアキン・ロドリゲス(スペイン、ケスデパーニュ)が飛び出した!ロドリゲスは急激な加速で集団を突き放す。集団はこれを追えない。集団はLPRブレーキとサウニエルドゥバルがロドリゲスを追走。パオロ・ベッティーニ(イタリア、クイックステップ)はもうスピードを弱めている。

ホアキン・ロドリゲス(スペイン、ケスデパーニュ)が快調にゴールに向かう!しかし後方から集団が追い上げる!最終ストレートに入ってロドリゲスのスピードが少し落ちる!後方から集団が迫る!

ラスト200mから集団はスプリントを開始した!集団先頭でロドリゲスを追撃するのはリカルド・リッコ(イタリア、サウニエルドゥバル・スコット)!力強いスプリントでリッコがロドリゲスを追い上げる!

そしてラスト75mでリッコがロドリゲスをパス!後方からディルーカやレベッリンが追い上げるが、リッコが伸び続ける!
ディルーカやレベッリンの追撃が届かない!リッコが先頭でゴールに飛び込んだ!!

リッコがステージ優勝だぁぁあぁあああああああああぁぁぁぁああああああ!!!!

2位にディルーカ、3位にレベッリン。上りスプリントを制したリッコが自身2度目のジロステージ優勝を飾った。

そしてステージ4位に入ったフランコ・ペッリツォッティ(イタリア、リクイガス)がクリスティアン・ヴァンデヴェルデ(アメリカ、スリップストリーム)を1秒上回ってマリアローザ獲得!!!!

ジロ・デ・イタリア2008第2ステージ結果(暫定)
1位 リカルド・リッコ(イタリア、サウニエルドゥバル・スコット)
2位 ダニーロ・ディルーカ(イタリア、LPRブレーキ)
3位 ダヴィデ・レベッリン(イタリア、ゲロルシュタイナー)
4位 フランコ・ペッリツォッティ(イタリア、リクイガス)
5位 パオロ・サヴォルデッリ(イタリア、LPRブレーキ)

さあ!いかがだったでしょうか!第2ステージテキストライブ!

最後は上りスプリントに持ち込まれ、冷静に展開を読んだリカルド・リッコ(イタリア、サウニエルドゥバル・スコット)がディルーカやレベッリンを下して勝利!2006年ジャパンカップ覇者のリッコが2007年に続く2度目のジロ・デ・イタリアステージ優勝を飾りました!

そしてそして栄えあるマリアローザはステージ4位のフランコ・ペッリツォッティ(イタリア、リクイガス)の手に!スリップストリームはデーヴィット・ザブリスキー(アメリカ)の落車リタイアに続き、クリスティアン・ヴァンデヴェルデ(アメリカ)がマリアローザを失ってしまいました!

明日からもジロ・デ・イタリアは続きます!カターニアからミラッツォまでの221kmで行なわれる第2ステージは平坦基調!今日活躍できなかったスプリンターの晴れ舞台となることでしょう!

今日も最後までおつき合いいただきありがとうございました!また明日テキストライブの時間にお会いしましょう!

それでは!おやすみなさい!
チヴェディアーモ!エ、ボナノッテ!

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CTクラブ恒例豪華プレゼント企画 ナイスコメンテーター賞」、みなさんたくさんのコメントをありがとうございます!
さて明日のプレゼントは…
ゲロルシュタイナー特製ストラップ+CTSポイント1000ポイントです。
第3ステージもスプリンター向けの平坦ステージですから・・・プレゼントにちなんでフェルスターを応援しよう!
たくさんのコメント投稿をお待ちしております!!
 
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